著者 : 平澤章
出版社 : 日経BP社 / 定価 : 2,520円(消費税120円ふくむ)
良書!!
この間、何冊かの UML 本を読んできたが、UML の記法だけで終わっているもの、複雑な設計にまともに挑みかかって消化不良で終わるもののどちらかという感じだった。
この本で、いくつかのパターンをみて、ホント UML 設計の本質にふれたような感じがした。
ぜったいつかえる。
21のパターンごとに付せんを貼り、「目次でパターンを確認」、「付せんでたどり着く」というのができるように「チューニング」をくわえた。
ちょうど、オブジェクト指向を学びはじめて、Java などのオブジェクト指向言語の言語仕様を解説したものをいくら読んでもさっぱりピンと来なかったのが、デザイン・パターンを学んで「なるほど!!」となったのに似ている。
- いくらリフティングがうまくても一流のサッカー選手にはなれない。
- ねじやピストンリング、コンロッドをいくら眺めまわしても、エンジンの構造は理解できない。
ただ、クラス図以外は、ステートマシン図がちょっとでてくるぐらいなので、「これで本当にいけるのか!?」の感も。
続巻に期待。
p.s. O/Rインピーダンスについて、この本ではじめて理解できた orz
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