「いま証明されたことは…
タグ: イギリス
オードリー・ヘップバーン
「魅惑的な唇のために、優しい言葉を話そう。
愛すべき瞳のために、人のよい部分を探そう。…
「マナーがよければ…
アーノルド・トインビー
「無関心は熱意でのりこえることができ、熱意は 2 つのものから起こる。…
「仕事には、大いなる満足が存在する…
「現代社会においてまさに絶滅しそうなものは…
「どちらかにすすまなければならない、均等にバランスのとれた2つのコースがある。
どちらをすすんでいいか決めかねているなら…
「ホテル・ルワンダ」
ロードショーで見たけど、紹介しそこねてました。
DVD発売決定だそうです。
いろんな意味ですごい映画。
1994年、アフリカのルワンダで起こった、一方の民族がもう一方の民族を「100日間で100万人」殺害したという虐殺事件。
そのなかで、みずから支配人を務めるホテルに難民1,000人以上をかくまった「アフリカのシンドラー」、ポール・ルセサバギナを描く。
「シンドラーのリスト」のシンドラーが、正義感と慈悲にあふれたキャラクターで時代をとらえた一方、この映画でドン・チードルが演じたポールはトホホ・キャラ。
ただ、家族を守りたいという思いから出発し、どんどん集まってくる難民にトホホ顔を見せ、ちゃっかり部屋代の請求書を出す(「支払いが困難なら相談します」といっていたが)など、その庶民感覚が共感しやすい。
しかし、くりかえしになるがほんの10数年前の事件。
その事実と、いまも健在でメッセージをよせているポールの姿勢に衝撃からうける衝撃は御しがたい。
これはおそらく多くの人に共通した感覚だと思う。
この映画のもう一つのすごいところは、もともと日本で公開の予定がなかったのに、上映をもとめる運動で公開を実現してしまったこと。
くわしくは、「『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会」を読んでください。
この行動にも、ある種の小さな正義感とそれにもとづく勇気があふれている気がして、心打たれるものがある。
(おまけクイズ・このルワンダと日本が共通して現在もかかえている国際人権上の問題点があるんだけど、それは何? 答えは検索で。)