試写会行った。
ティム・バートンとジョニー・デップというと、「シザーハンズ」の印象がつよくて…。
あれは、いまいちだったなぁ…前にも書いたけど。
と、ここまで書くのに「シザーハンズ」について調べてみると、1990年の作品ということで、もう15年も前になるのか。
ストーリーは、結婚式を間近にひかえたトホホ青年ビクターが森のなかでふとしたことから、死体の花嫁、幽霊となったエミリーと結婚の約束をしてしまう。
死後の世界と現実をとびこえながらの三角関係物語…という感じだが、はっきりいってストーリーはあんまりどうでもいいんじゃないの?
基本的にはティム・バートン的美術の世界を堪能すればよい、という映画だろう。
一見、「Mr. インクレディブル」なんかのタッチでCGアニメかと思いきや、なんと人形コマ撮りアニメでびっくり!!
でもって、この絵のタッチで、ミュージカル仕立てなもんだからさらにびっくり!!
途中、ストーリーを追いかけるのがどうでもよくなって、眠りかけたけど(苦笑)、ラスト・シーンの美しさにやられた。
一瞬の視覚的印象だけで涙ぽろり。
「ああ、このワンシーンのための1時間20分なのだな」というのが全体を通じての感想だ。
この数秒のために、ティム・バートンの美術を信頼できるという人はぜひ。
…あれ、ジョニー・デップはどこへ?
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