「ワークブック形式で学ぶUMLオブジェクトモデリング」 & 「正しく学ぶソフトウェア設計」

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著者 : ダグ・ローゼンバーグ, ケンドール・スコット
訳者 : 今野 睦, 長瀬 嘉秀, テクノロジックアート
出版社 : ソフトバンククリエイティブ / 定価 : 2,625円(消費税125円ふくむ)

この間、UML の勉強をすすめてきたのだが、「いくらやっても実際の仕事でどうつかうのかわからない」というジレンマに陥っていた。

最初の「ワークブック形式で学ぶ UML オブジェクトモデリング」は、要求分析から、実際にコードを書くプログラムの間を埋めている本としては、いままで見たことがないほどにていねいだ。
これまでにもできあがった UML 図から出発してコードを起こす、という本は何冊か読んだ気がするのだが、この本ではとくに要求分析で UML にどう記載していくかという部分がていねいでうれしい。
ただ、ちょっと表現がまだるっこしいのと、完成したシステム(サンプル・コード)が載っていないので達成感が不十分なのとが気になるところ。
実感として、「こんな感じでいいのかなぁ」という不安があった。


編集 : 日経ソフトウエア
出版社 : 日経BP社 / 定価 : 1,995(消費税95円ふくむ)

そして次に読みはじめたのが、「正しく学ぶソフトウエア設計」。
この本は「日経ソフトウエア」誌からの記事の寄せ集め。
ちゃんと照らし合わせたわけではないが、過去に紹介した「日経ソフトウエア プレミアム総集編 プログラミングまるごとパック」あたりと、だぶっていそうで、なんとなく損した感もないではない。

しかし、この寄せ集めはツボ。
短い記事がたくさん出ているというのが功を奏して、上記の不安に対して、こんなプロジェクトでも、あんなプロジェクトでも同じように UML をつかった分析をやっている、という感じで納得納得。
この2冊の連携、おすすめです。


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