発売元 : ユニバーサル・ミュージック
型番 : UCCV-1036 / 価格 2,548 円 (消費税121円ふくむ)
ぷっちゃけ、以前にスタジオ録音のCDを聞いたときには、「ぬるいなぁー」という印象だったんだよね。
下手じゃないんだけど、あまり個性がない、というか。
しかし、今作はなかなかいい。
ぼくのジャズのイメージは、こぢんまりとしたライブハウスでガヤガヤやってるなかで生まれるパワーというものだったが、このアルバムのように上品なジャズのライブというのもなかなか魅力的だ。
アルトでありながら神々しさを感じさせるボーカルに、そっと彩をそえるようなバックバンド。
演奏中はシーンとしているのに、曲が終わった途端に割れるような拍手と、観客もアーチストに集中して聞き入っている感じがよく伝わってくる。
選曲も「S’Wonderful(ス・ワンダフル)」「Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン)」といったスタンダード・ナンバーから、ビリー・ジョエルの「Just The Way You Are(素顔のままで)」(※残念ながら、この曲はスタジオ録音された”おまけ”だが)など、親しみやすい曲も入っているので、ジャズの入門的なアルバムとしてもいいかも。
あらためて調べてみると、1999年に発売された「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」は、グラミー賞ではベスト・ジャズ・ボーカル・パフォーマンス賞をはじめ2部門受賞(ノミネートは3部門)など評価が高い。
「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」
残念ながら、ぼくが以前に聞いたアルバムというのはこれとは別のものなので、あらためて注目して再評価してみたい。
p.s. ちなみに、調べていて知ったのだが、ダイアナ・クラールは昨年エルビス・コステロと結婚したとのこと!!
この間のエルビス・コステロのセッションものはけっこう気に入っているので、二人の夫婦セッションなんか出たら、「即買」間違いなしなんだけど。
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