RIHANNA SPECIAL LIVE 2006 in YOKOHAMA

あれ、CD紹介してなかったっけ?――のリアーナ。
「MUSIC OF THE SUN」「A GIRL LIKE ME」とすでに2枚のアルバムをリリースしている若干18歳。
カリブ海のバルバドス出身だけあって、いずれもそのラテンのもち味を R&B にもちこんだ楽曲が新鮮だ。
レゲエ界の大物、ショーン・ポールからの楽曲ももっている彼女、こりゃライブがおもしろいに違いない…と、横浜ベイ・ホールでのライブに出かけた。

会場に入って驚き!
日本での知名度はまだ低いと思うが、それにしてもアメリカの音楽チャートにジャンジャン登場している彼女にしてはあまりにキャパが小さい。
で、ステージが近い!
開演時間にむけて高まるテンション…。

おいおい、開演時間から40分経過――開場からじつに1時間40分ということになる――ようやくライブがスタート。
と同時に押しよせる観客!
ぼくと隣の人との間に、出遅れた若い女性がじりじりと体をねじ込んでくる。
「山手線かっ!」
とツッコミを入れたくなるようなその粘り腰にしぶしぶスペースを譲る。

結局、彼女の音楽を聞きに来た、というより、彼女を見に来たという、文字通りの「観客」でいっぱいのアイドル・ライブ。orz
音楽は強烈なダンス・ビートなのに、自分の周囲はほとんどぴくりとも動かず、「PUT YOUR HANDS UP!!」のときだけ、手をあげているような。

リアーナ本人のテンションも一貫して低く、「やっつけ仕事」な風情。
考えてみりゃ、バック・バンドなしのカラオケ・コンサートだもんなぁ…テンションが高まるわけがない。
こっちもやけになって踊るほうに集中、たまに本人が見えたらラッキー…ぐらいの感じに。
結局、1時間40分の待ち時間、ライブは1時間。
1時間のライブで衣装チェンジ2回は多いだろ!?――ま、「観客」のニーズにあってるなら仕方がないけど。

帰り、横浜の街を、やりすぎのステップに震える足を引きずりながら妻が一言…

「勉強になったね。」

そう、楽曲がいいということと、ライブがおもしろいのは別なのだった。

「Rihanna」日本公式ホームページ


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