きのう夜、テレビで放映されていたのでついつい見てしまった。
おそらく3度目ぐらい。
家事用ロボットとして誕生した主人公アンドリューが人間にあこがれ、みずからを人間の臓器に似せた部品で改造し、そして人間となっていく、200年にわたるストーリー。
それが現実になる未来の時点では、こんなに単純ではないだろうが、映画のなかの話としては、アンドリューがあこがれ、たどっていく人間らしさの一つひとつに観客が自分の人生を重ね、感動が生まれる。
働いてだれかによろこんでもらう充実感、新しいことを学ぶ楽しさ、自由を獲得するたたかい…そしてラストで主人公が死ぬシーンに悲しみよりも感動があふれる映画というのはほかに見たことがない。
人生の一瞬一瞬を大切にしようと感じさせる素敵な映画だ。
基本的にSF映画なのに、未来の描写や特撮なんてまったく気にならない作品という点でもめずらしい。
そして、主演のロビン・ウィリアムズのこれだけ淡々とした演技、それでいて映画の目的を 100% はたしているというのもまためずらしい。
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