シンディ・ローパー「The Body Acoustic」

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ザ・ボディ・アコースティック
発売元 : ソニー・ミュージック
品番 : EICP-568 / 定価 : 2,520円(消費税120円ふくむ)

シンディ・ローパーの「At Last」につづくニューアルバム。
「At Last」での路線変更からどうくるか、と思ったがこうきたか――「セルフ・カバー」。
あーあ。がっかり。
「At Last」がよかったのは、これまでの路線→「えっ!? こんな曲もいいじゃない!!」という方向性。
そっからこれまでの路線に戻ってきちゃったんだから。

以前にも書いたがどうにも安易すぎる。
結果的に、バックがアコースティックになったところで、曲の印象はオリジナルとかわらず目新しさがない。
これはいい意味では、シンディ・ローパーのボーカルのインパクトがつよくて、バックの印象は相対的に弱いものだったことの証明。
悪くいえば、もともとオリジナルでもアコースティックな香りのした「True Colors」なんかは、ほぼ再録といった風情。

有名アーチストがゲスト出演してるのも売りの一つだが、これまたシンディの強烈なボーカルとマッチアップさせるには力不足の感が否めない。
普通もうちょっとゲストの方を立てるもんだろ…というツッコミはシンディに対してはもともと無理な注文かも。

ちなみに、サラ・マクラクランとの「Time After Time」にデジャヴュ感があったが、エブリシング・バット・ザ・ガールの「Acoustic」に入ってるのにそっくりだったから。
イントロの入り方やサラ・マクラクランのボーカルの導入部分なんか特に。
どっちかっていうと、エブリシング・バット・ザ・ガールの方がいいと思うんだけど。

あくまで、楽曲のよさ、シンディのボーカルのよさは間違いなし。
80年代のシンディ・ローパーを知らない人にはおすすめ。:-P


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