販売元 : レントラックジャパン
品番 : REDV-00514 / 定価 : 4,935円(消費税235円ふくむ)
すごい映画。
ナチス・ドイツに対する抵抗運動をしていた「白バラ」メンバーの一人、ゾフィー・ショルが、大学でビラを配って逮捕され、死刑となるまでの数日間を描いた作品。
取調べの当初「私はやっていない」と罪を逃れる供述をするやりとり、そして死刑直前に整理しきれない思いを叫びにする姿など、人間らしい葛藤が描かれる。
それでも最期まで平和への意思をつらぬくゾフィーの決意こそ、すばらしく人間的であり、美しい。
彼女をささえた両親、そして兄をはじめとする「白バラ」の仲間たちもまた人間的な重みを感じさせる。
ゾフィー・ショルを描いた映画ははじめてではなく、ドイツ国内では「誇りに思うドイツ人」といったアンケートでトップに選ばれるなど、歴史上の「英雄」だという。
日本でも、侵略戦争に反対し自由と民主主義をうったえて投獄され獄死した人は少なくない。
彼らを再評価し、誇りに思えるようにしていくことも、「自虐史観」攻撃にたいする反撃の運動となるであろうことを痛感する。
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