なんといっても見所は、主演女優のソン・イェジン…って入るのは偏りすぎ?
日本のドラマ、「Pure Soul ~君が僕を忘れても~ 」がオリジナルということだけど、ストーリーもなかなかよくできてる。
タイトルの印象とはうらはらに、二人が恋愛→結婚とつながっていくストーリーが半分、ソン・イェジンが演じる妻が記憶を失っていく過程が半分。
しかし、前半の過程がていねいに描かれるからこそ、後半が切ないというのがいい。
基本的に「泣かせる」映画だけど、ラストシーンは決して「泣かせっぱなし」でない、ハッピーな印象。
この印象がまた以前に紹介した「マラソン」に通じるあったかさがあっていい。
「Pure Soul…」は未見なのだが、日本のドラマのベタ・パターンとしては、夜景がきれいな山の上とかビルの屋上とかあたりで二人っきり、指輪とかコロンの香りとかをきっかけにちょっと記憶が戻って「ごめんね」「…愛してる」、二人抱きあって涙…みたいな。
この映画のラストが「韓流」なら、日本人が失ったものは大きいなぁという印象。
「鎖骨に涙がたまるほど泣きました」――これは、映画館に貼ってあったコピーだが、それほどじゃないけど、泣ける、いい映画。
おすすめ。
(↑このコピーはむしろ笑えるけど)
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